ウォシュレットから水漏れする原因は?自分でできる対処法や修理方法を解説!

「ウォシュレットから水漏れしているけど、どう対処すればいい?」と、今悩んでおられるかもしれません。

ウォシュレットからの水漏れは、原因によっては自分で直せる可能性があります。

ウォシュレットの水漏れで困っている方のために、ウォシュレットから水漏れする原因、自分でできる対処法や修理方法を解説します。是非、記事を参考にしてください。

ウォシュレット以外の場所からのトイレの水漏れ対策について、こちらの記事で解説しています。

ウォシュレットから水漏れする原因は?

ウォシュレットから水漏れする原因は何?

ウォシュレットの水漏れの原因は、寿命による劣化である場合もあります。

ウォシュレットの交換寿命は7〜10年です。使用開始から長い年月が過ぎていれば、劣化によるトラブルが発生します。

購入してから日が浅い場合は、自分で修理できる場合もあります。

寿命がきていないウォシュレットから水漏れする原因は、以下の4つがあります。

  • 給水フィルターのつまり
  • 本体内部の弁やバルブユニットの不具合
  • 接続部分のゆるみやパッキンの劣化
  • 水抜栓の破損やOリングの劣化

1つずつ詳しく説明します。

給水フィルターのつまり

給水フィルターのつまり

ウォシュレットから水漏れする原因が、給水フィルターのつまりであることがあります。

給水フィルターの設置場所は、便器の左側後方の給水管とウォシュレットのつなぎめか水抜栓部分です。

水道水から出る汚れやゴミなどを取り除くために設置されているので、汚れやゴミなどが溜まって、目づまりを起こすことがあります。

給水フィルターがつまると、ノズルから十分な量の水が出ないため、給水フィルター部分から水漏れする原因となります。

給水フィルターのつまり防止には定期的な清掃が必要です。

本体内部の弁やバルブユニットの不具合

本体内部の弁やバルブユニットが原因で、ウォシュレットから水漏れする場合があります。

ウォシュレットの弁は水の流れを管理するために、バルブユニットは水量や水圧を調整するために設置されています。

この弁やバルブユニットで不具合が起こると、ノズルから水が漏れたり、便座の裏から水が漏れます。

接続部分のゆるみやパッキンの劣化

接続部分のゆるみやパッキンの劣化

ウォシュレットから水漏れする原因が、接続部分のゆるみやパッキンの劣化の場合があります。

ウォシュレットの本体と給水ホースや配管を繋ぐために使われているのが、ナットや接続用部品です。

長年の使用でナットや接続用部品が緩くなると、接続部分から水漏れします。

また、接続部分のパッキンが経年劣化により機能しなくなると、やはり水漏れの原因になります。

水抜栓の破損やOリングの劣化

ウォシュレットから水漏れする原因が、水抜栓の破損やOリングの劣化であることがあります。

ウォシュレットに水抜栓を設置するのは凍結防止のためです。

ウォシュレットの水抜栓の割れや破損が、便座の側面やタンク下の水漏れの原因になります。

水抜栓本体にはOリングと呼ばれるパッキンが使用されています。

Oリングの劣化が原因で水漏れが起きる場合もあります。

ウォシュレットの水漏れは自分で修理できる?原因と応急処置方法を解説!

ウォシュレットから水漏れしたときの応急処置

ウォシュレットから水漏れしたときの応急処置

水漏れしている場合は、応急処置をしてすぐに水を止めましょう。

ウォシュレットから水漏れしたときの応急処置は、以下の通りです。

  • トイレの止水栓を閉める(または家全体の止水栓)
  • ウォシュレットの水漏れ箇所を確認する

それぞれを解説します。

トイレの止水栓を閉める

トイレの止水栓を閉める

トイレには、水の流れを止める止水栓が必ずついているので、まずは止水栓を閉めましょう

止水栓の場所は、トイレのタンクの横や下側にあります。

どこにあるか分からない場合は、トイレのタンクの給水管をたどってみましょう。

止水栓は、マイナスドライバーか、バルブの場合は手で右回り(時計回り)に最後まで回せば水を止められます。

トイレの止水栓が見つからなかったり、回せない場合は、家全体の止水栓を閉めましょう。

戸建ての建物の家全体の止水栓は、水道のメーターボックスと一緒に埋め込まれている場合が多いです。

ウォシュレットの水漏れ箇所を確認する

ウォシュレットで水漏れが起こりやすい箇所は以下です。

  • ノズル
  • 給水ホース
  • 給水フィルター
  • 水抜栓
  • 温水タンク
  • リモコンの操作パネルやボタン

ノズルやノズル内部のバルブユニットの汚れや劣化が原因の場合は、ノズルやバルブユニットの清掃、ノズルの交換で対処できます。

温水タンクの場合は電気系統の故障、ゴムパッキンの劣化である場合があるので、専門業者への依頼が必要です。

リモコンからの水漏れも本体内部での不具合の可能性があり、場合によっては温水洗浄便座の丸ごと交換が必要なので、専門業者へ依頼しましょう。

ウォシュレットの水漏れを自分でする修理方法

ウォシュレットの水漏れを自分でする修理方法

ウォシュレットの水漏れでは、自分で修理してもよいトラブルと業者に依頼すべきトラブルとがあります。

自分で修理してもよいトラブルは以下の3つです。

  • 接続部分の緩みによる水漏れ
  • ノズルの清掃や交換
  • 給水フィルターの交換

以下で、1つずつ詳しく説明します。

接続部分の緩みによる水漏れ

接続部分の緩みによる水漏れは、自分で修理できます。

スパナやモンキーレンチなどの工具を準備しましょう。

配管やホースの接続部分のナットのゆるみや部品を締め直せば、水漏れは直せます。

緩みを締め直しても、まだ水漏れが直らない場合、別の原因が考えられます。

専門業者やウォシュレットメーカーへ連絡しましょう。

ノズルの清掃や交換

ノズルに汚れが溜まり水漏れする場合は、ノズル部分の清掃をしましょう。

ノズル部分にトイレ用洗剤をふきかけ、歯ブラシや雑巾などで拭きます。

ノズルの不具合や故障の場合は、ノズルの交換が必要です。

ノズルの交換は、古いものを取り外して新しいものを取り付けるだけなので簡単です。

しかし、ノズル購入の手間、ノズル交換しても直らない場合、費用が無駄になってしまいます。

清掃して水漏れが解消できなかった場合は、専門業者やウォシュレットメーカーなどに修理を依頼することがおすすめです。

給水フィルターの交換

給水フィルターの交換で解消できる水漏れもあります。

給水フィルターの交換の手順は以下の通りです。

  1. ウォシュレットの型番に対応する新しい給水フィルターを準備する
  2. ウォシュレットの電源を切り、止水栓を閉める
  3. 給水フィルターをマイナスドライバーで反時計回りに回して取り外す
  4. 新しい給水フィルターを時計回りに回して固定する
  5. 止水栓を開き、ウォシュレットの電源を入れる
  6. 水漏れしていないかを確認する

水漏れしている箇所が分からず、作業ができない場合もあるでしょう。

自分で修理すると状況が悪化したり、壊してしまう場合もあります。

作業が難しそうなら、無理をせずに業者やウォシュレットメーカーに依頼しましょう。

ウォシュレットの処分方法とかかる費用は?取り外しや交換タイミングも解説

自力でウォシュレット修理が難しいなら業者へ依頼

自力でウォシュレット修理が難しいなら業者へ依頼

ウォシュレットの水漏れ修理は電気用品なので、修理依頼はメーカーが基本です。

ウォシュレットの水漏れの原因は内部の電気系統に原因がある場合が多く、水道修理業者では対応できません。

また製造してから年月が経過していると部品が廃盤になっている場合もあり、メーカーでないと部品調達が難しいことも理由の1つです。

水道修理業者では、ウォシュレット本体の交換ができます。

急ぎで新しいウォシュレットに交換したい場合は水道修理業者へ連絡しましょう。

ウォシュレットの水漏れは時間の経過で床の腐食などさまざまなリスクを呼びます。

水漏れに気づいた場合は、早めに対処しましょう。

TOTO製ウォシュレットの修理費用見積について、こちらの記事を参考にしてください。

まとめ

ウォシュレットから水漏れする原因や自分でできる対処法や修理方法を解説しました。

水漏れの原因が、接続部分の緩み、ノズルや給水フィルターの汚れや劣化の場合は、自分で直すこともできます。

しかし、自分で修理してもウォシュレットから水漏れする場合や自分で修理するのに自信のないときは、無理をしないで早めに専門業者やウォシュレットを造ったメーカーへ連絡しましょう。

急ぎでウォシュレットを新しいものに交換したい場合も、専門業者に依頼することができます。