「あれ、トイレからずっと水の音がする…」「便器のまわりの床が少し濡れているけど、これくらい大丈夫かな?」

トイレを使おうとした時や、夜静かになった時に、「チョロチョロ」「ポタポタ」というかすかな音が聞こえる。あるいは、床にわずかな水濡れが滲んでいる。このようなトイレの少量の水漏れに気づき、どう対処すべきか不安に思っていませんか?

「少量だから様子を見てもいいのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、その判断は非常に危険です。実は、そのわずかな水漏れは、高額な水道代や大規模な修理、さらには住宅そのものへの深刻なダメージにつながるサインかもしれません。

こんにちは。水道修理のプロフェッショナル、「水道レスキューセンター」です。私たちは日々、様々なトイレの水漏れトラブルを解決しています。その経験から断言できるのは、「少量の水漏れこそ、早期発見・早期対応が何よりも重要」だということです。

この記事では、水道修理のプロの視点から、トイレの少量水漏れについて徹底解説します。

  • 水漏れの本当の原因と場所を特定する方法
  • 自分で安全に直せるケースと、すぐにプロを呼ぶべきケースの明確な判断基準
  • 修理にかかる費用の相場と、損をしないための知識

この記事を最後までお読みいただければ、あなたはもうトイレの少量水漏れに慌てることはありません。冷静に原因を突き止め、最も賢明な方法で問題を解決できるようになるはずです。

トイレの水漏れ全般について広く知りたい方は、こちらのトイレの水漏れの原因と対処法も併せてご覧ください。それでは、さっそく見ていきましょう。

まずは落ち着いて!トイレ水漏れ発見時に最初にやるべき応急処置

トイレの水漏れを発見すると、誰でも慌ててしまうものです。しかし、パニックになってしまうと、かえって被害を拡大させてしまう可能性があります。まずは深呼吸をして、これからお伝えする2つの応急処置を確実に行ってください。これにより、被害の拡大を最小限に食い止めることができます。

この記事で説明しているポイントは?

【重要】止水栓の閉め方と注意点

最初に行うべき最も重要な作業が「止水栓を閉める」ことです。止水栓は、トイレに供給される水を元から止めるための栓で、これを閉めることで、ひとまず水漏れの進行を止めることができます。

止水栓の場所
止水栓は、トイレのタンクに繋がる給水管の途中に設置されていることがほとんどです。多くは壁か床から出ています。

  • ハンドルタイプ:手で回せるハンドルが付いているタイプです。
  • ドライバータイプ:マイナスドライバーで回すための溝があるタイプです。

閉め方
止水栓は、時計回りに回すと閉まります。ドライバータイプの場合、マイナスドライバーや硬貨などを使って、溝に合わせてゆっくりと時計回りに回してください。水漏れが止まるまで、止水栓が固くなるところまで回しましょう。

【注意点】
長年動かしていない止水栓は、固着して回りにくくなっていることがあります。その場合、無理に力を加えないでください。 無理に回そうとすると、配管や止水栓本体を破損させ、さらに深刻な水漏れを引き起こす危険性があります。固くて回らない場合は、無理せず専門業者に連絡しましょう。

ウォシュレットからの水漏れは必ず電源プラグを抜く

水漏れの原因がウォシュレット(温水洗浄便座)かもしれない場合は、止水栓を閉める前に、必ず電源プラグをコンセントから抜いてください。

水と電気の組み合わせは、感電や漏電、ショートによる火災を引き起こす可能性があり、非常に危険です。ご自身の安全を確保するためにも、濡れた手で触らないように注意しながら、真っ先に電源を断つことを徹底してください。

  1. 電源プラグを抜く
  2. 止水栓を閉める

この順番を必ず守りましょう。

「少量だから」は間違い!トイレ水漏れ放置が招く5つの深刻リスク

「チョロチョロと音がするだけ」「床が少し湿っているだけ」といったトイレの少量の水漏れを、「そのうち直るだろう」「修理代が高そうだから」といった理由で放置してしまうのは、絶対にやめてください。

その「少量」の水漏れは、時間の経過とともに確実に悪化し、最終的には家計や住まいに大きな損害を与えます。

ここでは、プロが警告する5つの深刻なリスクを、具体的な数値と共に解説します。

リスク1:水道代が年間数万円も高騰する

目に見える被害がなくても、水漏れは24時間365日、あなたの知らないうちにお金を垂れ流しているのと同じ状態です。

例えば、便器内に「チョロチョロ」と糸を引くように水が流れ続けているケース。これは直径1mm程度の水漏れに相当しますが、これを放置すると、1ヶ月で約8.6㎥(8,600リットル)もの水が無駄になります。これはお風呂の浴槽(約200リットル)43杯分に匹敵する量です。

自治体によって水道料金は異なりますが、月々の水道料金が約2,500円〜3,000円も上乗せされる可能性があります。年間で考えれば3万円以上の無駄な出費です。たった1mmの隙間が、これだけの金銭的損失に繋がるのです。

リスク2:床や壁が腐り、修理費用が数十万円に跳ね上がる

床へのトイレの少量水漏れは、特に危険なサインです。最初は床のシミや変色だけに見えても、その下では深刻な事態が進行しています。

  • 初期段階(発見〜1ヶ月)
    床材(クッションフロアやフローリング)に水が染み込み、シミやカビが発生し始めます。この段階なら、水漏れ修理と床材の張り替え(約2万円~)で済む可能性があります。

  • 中期段階(1ヶ月~半年)
    床材の下にある下地材(ベニヤ板など)まで水が浸透し、腐食が始まります。床がブヨブヨと柔らかくなったり、きしんだりするようになります。修理費用は、床の解体と下地補修が必要となり、10万円を超えるケースも出てきます。

  • 末期段階(半年以上)
    腐食は床を支える構造材(根太や大引)にまで達し、建物の強度を著しく低下させます。湿った木材はシロアリの格好の餌食となり、被害が家全体に広がる危険性も。この段階になると、トイレの交換だけでなく、床下からの大規模なリフォームが必要となり、修理費用は30万円~100万円以上に達することも珍しくありません。

初期段階なら数万円で済んだはずの修理が、放置することで数十万円の出費に変わってしまうのです。

リスク3:カビの発生による健康被害(アレルギー・喘息)

常に湿った環境は、カビやダニの温床となります。トイレの床下や壁の内部で繁殖したカビは、目に見えない胞子を空気中に放出し続けます。

これらの胞子を吸い込むことで、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎といった健康被害を引き起こしたり、症状を悪化させたりする可能性があります。特に、小さなお子様やご高齢の方、アレルギー体質の方がいるご家庭では、深刻な問題に発展しかねません。

リスク4:【マンション・アパート】階下への水漏れで高額な損害賠償

マンションやアパートなどの集合住宅にお住まいの場合、水漏れはご自身の部屋だけの問題では済みません。

床への水漏れを放置し続けると、いずれ床の防水層を突破し、階下の天井や壁、家財道具にまで被害を及ぼす可能性があります。そうなった場合、階下の部屋の修繕費用や、汚してしまった家具・家電の弁償など、高額な損害賠償を請求されることになります。

「自分の部屋は大丈夫」と思っていても、気づかぬうちに隣人へ多大な迷惑をかけ、大きなトラブルに発展してしまうのです。

リスク5:ウォシュレットからの漏水による感電・火災

ウォシュレットからの水漏れは、これまで挙げたリスクに加えて、感電や漏電火災という命に関わる危険性をはらんでいます。

本体内部で水漏れが発生して電気系統の部品に水がかかると、漏電(電気が本来の回路以外に流れること)が起きます。

漏電した機器に触れれば感電する恐れがあり、また、コンセント周りのホコリなどに引火して火災が発生する「トラッキング現象」を引き起こす可能性もあります。

ウォシュレットからの水漏れは、絶対に軽視してはいけない、最も緊急性の高いトラブルの一つです。

【5分でセルフ診断】水漏れの原因はどこ?場所別の特定チェックリスト

応急処置を終え、放置するリスクもご理解いただけたところで、次はそのトイレの少量水漏れが「どこから」「なぜ」起きているのかを突き止めましょう。原因の場所を特定することで、自分で直せるのか、専門業者を呼ぶべきかの判断がつきやすくなります。

診断を始める前に、まずは水漏れの可能性がある箇所を乾いた雑巾やトイレットペーパーで綺麗に拭き取ってください。その後、どこから水が滲み出てくるかをじっくり観察するのがポイントです。

ケース1:便器の中に水がチョロチョロ流れている

水を流していないのに、便器の水面が揺れていたり、「チョロチョロ」「サーッ」という音が聞こえたりする場合、原因はトイレタンクの中にあります。

【チェック方法】

  1. トイレの止水栓を閉めます。
  2. トイレタンクの蓋を、両手でまっすぐ上に持ち上げて外します。(陶器製で重いので、落とさないように注意してください)
  3. タンクの中を覗き込み、以下の点を確認してみましょう。
  • チェーンは絡まったり外れたりしていませんか?
    →レバーと「ゴムフロート(黒いゴム製の栓)」を繋ぐチェーンが絡まったり、レバーから外れたりしていると、ゴムフロートがきちんと閉まらず水が流れ続けます。
  • 浮き球がタンクの壁や他の部品に引っかかっていませんか?
    →タンク内の水位を調整する「浮き球」が引っかかっていると、給水が止まらなくなり、余分な水が「オーバーフロー管(タンク中央のパイプ)」から便器内に流れ続けます。
  • ゴムフロートは劣化していませんか?
    →ゴムフロートに触ってみて、手が黒く汚れたり、ゴムが硬くなっていたり、ひび割れていたりする場合は、劣化により隙間ができて水漏れしています。
  • オーバーフロー管の根元から水が溢れていませんか?
    →オーバーフロー管に記載されている水位線(WLの印)よりも水位が高い場合、「ボールタップ(浮き球と連動する給水装置)」の不具合が考えられます。

タンク内部の詳しい構造や修理方法については、こちらのトイレタンクの水漏れの記事でも詳しく解説しています。

ケース2:給水管や止水栓から水がポタポタ垂れている

トイレの壁や床からタンクに繋がっている給水管や、その途中にある止水栓の接続部分から「ポタポタ」と水が垂れているケースです。

【チェック方法】
接続部分(ナットで締められている箇所)を乾いたトイレットペーパーで包むように巻いてみてください。すぐに濡れてくる場所が水漏れの発生源です。

  • ナットの緩み:長年の使用による振動などで、接続ナットが緩んでいる可能性があります。
  • パッキンの劣化:ナットの内部には、水漏れを防ぐためのゴム製のパッキンが入っています。このパッキンが経年劣化で硬くなったり、ひび割れたりすると、隙間から水が漏れ出します。

ケース3:便器と床の間から水がじわじわ滲み出ている

便器の根元、床との接地面から水がじわじわと滲み出ている場合、これは比較的深刻なトラブルの可能性があります。

【チェック方法】
滲み出ている水の色を確認してください。

  • 水が透明で綺麗:給水管やタンクからの水が伝ってきている可能性があります。
  • 水が汚れていたり、臭いがする:便器と床下の排水管を接続している部分から、汚水が漏れている可能性が高いです。

この症状は、トイレ床の水漏れの中でも特に注意が必要なケースです。原因としては、便器と排水管をつなぐフランジパッキンの劣化、便器本体のひび割れ、設置時の施工不良などが考えられます。いずれも便器の取り外しが必要な専門作業になるため、すぐに専門業者に連絡することをおすすめします。

ケース4:ウォシュレット本体や接続部から水が漏れている

ウォシュレットも電化製品であると同時に、水が通る精密機械です。水漏れの発生箇所はいくつか考えられます。

【チェック方法】
(※必ず電源プラグを抜いてから確認してください)

  • 給水ホースや分岐金具の接続部:給水管からウォシュレットへ水を送るためのホースや金具の接続部分から水が漏れていないか確認します。パッキンの劣化やナットの緩みが原因のことが多いです。
  • ノズル部分:使用していないのに、洗浄ノズルの先端からポタポタと水が垂れ続けていないか確認します。内部のバルブの故障が考えられます。
  • ウォシュレット本体の側面や下部:本体のプラスチックの合わせ目などから水が滲み出ている場合、内部の部品が破損している可能性があり、非常に危険です。

ウォシュレット特有のトラブルについては、ウォシュレットの水漏れに関する記事もご参照ください。

【見間違い注意】それ、水漏れじゃないかも?結露や尿はねとの見分け方

水漏れだと思って慌ててしまう前に、本当に水漏れかどうかを確かめることも大切です。特に間違えやすいのが「結露」と「尿はね」です。

  • 結露
    夏場に冷たい飲み物を入れたコップに水滴がつくのと同じ現象です。タンクの中の冷たい水と、トイレ室内の暖かい空気の温度差によって、タンクや給水管の表面に水滴が発生します。
    【見分け方】:タンクや便器全体が均一に濡れている。床にポタポタと水滴が落ちているが、接続部などからの漏れは見られない。特に夏場や、暖房で暖かい冬のトイレで発生しやすいです。

  • 尿はね
    男性が立って用を足す際や、お子様のトイレトレーニング中に、便器の外に尿が飛び散ってしまうことがあります。
    【見分け方】:床の濡れている範囲が便器の前方に集中している、拭き取った際にアンモニア臭がする、わずかに黄色がかっている。

これらは故障ではないため、こまめに拭き取ったり、換気を行ったりすることで対処できます。

【原因別】自分で直せる?プロに頼む?修理方法と判断基準を完全ガイド

さて、水漏れの場所と原因がある程度特定できたら、いよいよ修理です。しかし、ここで「なんでも自分でやってみよう」と安易に手をつけるのは危険です。場合によっては、症状を悪化させてしまうこともあります。

ここでは、トイレの少量水漏れを3つのレベルに分け、ご自身で安全に対応できる範囲と、迷わずプロに任せるべき基準を具体的に解説します。

レベル1:工具不要!初心者でも5分でできる修理

まずは、特別な工具がなくても直せる可能性が高い、最も簡単なケースです。水回りの修理が初めてという方でも、落ち着いて作業すれば大丈夫です。

タンク内のチェーンの絡まり・外れを直す

【症状】
レバーを操作しても水の流れが悪い、または便器内に水がチョロチョロ流れ続ける。

【修理手順】

  1. 止水栓を閉めます。
  2. トイレタンクの蓋を慎重に開けます。
  3. タンク内のレバーとゴムフロートを繋ぐチェーンが、他の部品に絡まっていたり、レバーのアームから外れていたりしないか確認します。
  4. 絡まりを解くか、外れている場合はアームの穴にかけ直します。
  5. レバーを操作してみて、ゴムフロートがスムーズに上下するか確認します。
  6. 蓋を戻し、止水栓を開けて水漏れが止まったか確認します。

浮き球の引っかかりを解消する

【症状】
便器内に水がチョロチョロ流れ続ける。

【修理手順】

  1. 止水栓を閉め、タンクの蓋を開けます。
  2. 浮き球がタンクの壁やオーバーフロー管などに引っかかっていないか確認します。
  3. もし引っかかっていれば、手で正しい位置(他の部品に干渉しない位置)に動かします。節水目的で入れたペットボトルなどが原因の場合は、取り出してください。
  4. 蓋を戻し、止水栓を開けて、タンクに水が溜まった後に給水がきちんと止まるか確認します。

レベル2:部品交換に挑戦!DIYでの修理方法

次に、モンキーレンチなどの簡単な工具を使って部品を交換する修理です。DIYに慣れている方なら挑戦可能なレベルですが、作業前の準備と手順の確認を怠らないようにしましょう。

【DIY作業前の重要注意点】

  • 必ず止水栓を閉め、タンク内の水を抜いてから作業してください。
  • 交換部品は、お使いのトイレのメーカーと品番を必ず確認し、適合するものを購入してください。 品番は便器の側面やタンクの蓋の裏に記載されていることが多いです。

給水管ナットの増し締め・パッキン交換

【症状】
給水管や止水栓の接続部からポタポタ水が漏れる。

【必要なもの】

  • モンキーレンチ
  • 交換用の新しいパッキン(同じサイズのもの)
  • 雑巾

【修理手順】

  1. 止水栓を閉め、接続部から水が漏れてこないことを確認します。
  2. (増し締め) モンキーレンチでナットを掴み、時計回りに少しだけ(1/8回転程度)締めてみます。これで水漏れが止まることもあります。※締めすぎはパッキンの破損や配管の損傷に繋がるため、絶対に力を入れすぎないでください。
  3. (パッキン交換) 増し締めで直らない場合、モンキーレンチでナットを反時計回りに回して緩め、取り外します。
  4. 古いパッキンを取り出し、新しいパッキンを同じ向きで装着します。
  5. ナットを手で仮締めした後、モンキーレンチで適度に締め付けます。
  6. 止水栓を少しずつ開け、水漏れがないかを確認します。

ゴムフロート(フロートバルブ)の交換

【症状】
便器内に水がチョロチョロ流れ続ける。ゴムフロートを触ると手が黒くなる。

【必要なもの】

  • 交換用の新しいゴムフロート(同じサイズ・形状のもの)
  • 雑巾

【修理手順】

  1. 止水栓を閉め、タンクのレバーを操作してタンク内の水を全て抜きます。
  2. タンクの蓋を開けます。
  3. 古いゴムフロートに繋がっているチェーンをレバーのアームから外します。
  4. 古いゴムフロートを、オーバーフロー管の根元にある突起から引き抜くようにして取り外します。
  5. 新しいゴムフロートを、取り外した時と逆の手順で取り付けます。
  6. チェーンをレバーのアームにかけます。この時、チェーンの長さが非常に重要です。レバーを操作しない状態で、チェーンが少しだけたるむ(指が1〜2本入る程度)くらいに調整してください。張りすぎても、たるみすぎても正常に作動しません。
  7. 蓋を戻し、止水栓を開けて水漏れが止まったか確認します。

レベル3:迷わずプロに依頼!専門家を呼ぶべきケース

以下のケースに当てはまる場合は、無理に自分で修理しようとせず、速やかに「水道レスキューセンター」のようなプロの水道修理業者に連絡してください。専門的な知識や工具が必要であり、DIYでの修理は症状を悪化させたり、別のトラブルを引き起こしたりするリスクが非常に高いです。

  • 便器と床の間から水が滲み出ている(便器の脱着が必要です)
  • ウォシュレット本体の内部から水漏れしている(感電・漏電の危険があります)
  • 止水栓が固着して回らない、または閉めても水が止まらない
  • 給水管や排水管にひび割れなどの破損がある
  • 自分で修理を試みたが、直らなかったり、かえって悪化してしまったりした
  • どこから水漏れしているのか、原因が全く特定できない

「ちょっと難しいな」「自信がないな」と感じたら、迷わずプロを頼ることが、結果的に最も安全で確実な解決策となります。

トイレ水漏れの修理費用はいくら?料金相場と安く抑えるコツ

水漏れトラブルで特に気になるのは、「修理に一体いくらかかるのか」という費用面だと思います。

ここでは、DIYで済ませた場合の費用と、専門業者に依頼した場合の料金相場を具体的に解説します。不当な高額請求を避けるためにも、適正な価格を知っておきましょう。

自分で修理する場合の部品代の目安

DIYで修理する場合にかかる費用は、基本的に部品代のみです。ホームセンターやインターネット通販で手軽に購入できます。

  • ゴムパッキン類:数百円
  • ゴムフロート:1,000円 ~ 2,000円程度
  • ボールタップ(浮き球とセット):3,000円 ~ 6,000円程度

数百円から数千円で修理できるため、DIYが可能な場合はコストを大幅に抑えることができます。ただし、間違った部品を購入しないよう、メーカーと品番の確認は必須です。

専門業者に依頼する場合の料金相場【作業内容別】

専門業者に依頼する場合、料金は一般的に「基本料金+作業料金+部品代」で構成されます。一般的な作業内容別の料金相場を、私たち「水道レスキューセンター」の料金体系を参考にご紹介します。

作業内容 料金相場(税込み) 作業内容の目安
パッキン交換 8,000円 ~ 15,000円 ナット内部のパッキンを交換する作業
タンク内部品交換 12,000円 ~ 25,000円 ゴムフロートやボールタップなどを交換する作業
給水管・排水管の修理 15,000円 ~ 配管の調整や部分的な交換作業
便器の脱着作業 25,000円 ~ フランジパッキン交換などで便器の取り外し・再設置が必要な作業
トイレ本体の交換 30,000円 ~ + 本体代 便器のひび割れなどで、トイレ一式を交換する作業

※上記はあくまで目安です。水漏れの状況や使用する部品、作業の難易度によって料金は変動します。
重要なのは、必ず作業を始める前に、修理内容と総額が明記された「見積もり」を提示してもらい、内容に納得してから契約することです。

修理費用を安く抑える3つのコツ(相見積もり・保険活用)

予期せぬ出費は少しでも抑えたいものです。以下の3つのコツを覚えておきましょう。

  1. 複数の業者から見積もりを取る(相見積もり)
    緊急時でなければ、2〜3社から見積もりを取り、料金やサービス内容を比較検討するのがおすすめです。料金が適正であるか、対応は丁寧かを見極めることができます。

  2. 深夜・早朝の割増料金を避ける
    多くの業者では、深夜や早朝の作業に割増料金を設定しています。止水栓を閉めて応急処置が済んでいれば、翌朝まで待ってから依頼することで、割増料金を回避できる場合があります。

  3. 火災保険や個人賠償責任保険が使えないか確認する
    水漏れそのものの修理には適用されにくいですが、水漏れによって被害を受けた床や壁、家財道具の修繕には、ご加入の火災保険(水濡れ補償)が適用されるケースがあります。また、階下へ被害を及ぼしてしまった場合の損害賠償には、個人賠償責任保険が使えます。ご自身の保険契約内容を一度確認してみましょう。

水漏れによる床材の修復などには、火災保険が適用されるケースがあります。いざという時のために、ご加入の保険内容を確認しておくことをお勧めします。

【賃貸物件の方へ】水漏れ発見時の正しい対応と費用負担について

もしあなたがマンションやアパートなどの賃貸物件にお住まいの場合、対応方法が少し異なります。勝手な判断で修理を進めてしまうと、後々トラブルになる可能性があるため、正しい手順を知っておきましょう。

【賃貸物件での対応フロー】

  1. 応急処置を行う:まずはこの記事で解説した通り、止水栓を閉めるなどの応急処置で被害の拡大を防ぎます。
  2. 大家さん・管理会社に連絡する自分で修理業者を探す前に、必ず大家さんか管理会社に連絡してください。 水漏れの状況を具体的に伝え、どうすれば良いか指示を仰ぎます。
  3. 指示に従う:大家さんや管理会社が指定する業者を手配してくれることがほとんどです。その指示に従って対応を進めましょう。

【なぜ勝手に業者を呼んではいけないの?】
勝手に修理業者を呼んで修理してしまうと、その費用が全額自己負担になってしまう可能性が高いからです。また、建物全体の保険が適用されるケースなどもあるため、まずは管理者に報告することが鉄則です。

【費用負担は誰がする?】
費用負担の原則は以下の通りです。

  • 貸主(大家さん)負担になるケース
    建物の経年劣化による設備の故障が原因の場合。例えば、「長年使用したパッキンの劣化」「備え付けのトイレ本体の故障」などがこれにあたります。トイレの少量水漏れの多くは、こちらのケースに該当します。

  • 借主(入居者)負担になるケース
    入居者の故意・過失によって故障させた場合。例えば、「トイレットペーパー以外のものを流して詰まらせた」「物をぶつけて便器を割ってしまった」といったケースです。

まずは落ち着いて大家さん・管理会社に連絡し、状況を正しく伝えることが、スムーズな問題解決の鍵となります。

まとめ:トイレの少量水漏れは早期発見・早期対応が鉄則!

今回は、トイレの少量水漏れの原因から対処法、費用までを詳しく解説してきました。最後に、この記事の重要なポイントを振り返りましょう。

  • 「少量だから」と放置は絶対にNG。 水道代の高騰、床の腐食、健康被害など、深刻なリスクに繋がります。
  • 水漏れを発見したら、まずは落ち着いて「止水栓を閉める」「(ウォシュレットは)電源プラグを抜く」という応急処置を。
  • 原因箇所をセルフチェックで特定し、「自分で直せるレベルか」「プロに頼むべきか」を慎重に判断する。
  • DIYで修理する場合は、部品の型番を間違えないように注意する。
  • プロに依頼する際は、必ず作業前に見積もりを確認する。賃貸物件の場合は、まず大家さん・管理会社に連絡する。

トイレのわずかな水漏れは、あなたの住まいが発している重要なSOSサインです。このサインを見逃さず、迅速かつ適切に対応することが、あなたの大切な住まいと家計を守ることに繋がります。

この記事を読んで、ご自身での修理に少しでも不安を感じたり、原因の特定が難しかったりした場合は、決して無理をしないでください。

私たち「水道レスキューセンター」は、24時間365日、いつでもトイレのトラブルに対応しています。お電話一本で経験豊富なプロのスタッフが駆けつけ、水漏れの状況を的確に診断し、最適な修理方法を明確な料金と共に丁寧にご提案します。お見積もりは無料ですので、どうぞお気軽にご相談ください。あなたのトイレの「困った」を、私たちが迅速に解決します。