胃の透視検査で飲むバリウムをトイレに流し、便器に付着して流れなくて困った、奥で固まったらどうしようといった相談を寄せられることがあります。
今回は、このようなバリウムの白い塊が流れなくて困ったという方に、簡単に流せる対処方法を紹介します。

バリウムによる2大トラブル

便器に付着して流れない場合

バリウムは重さと粘着力があるので、一度固まってしまうと、なかなか取れずに流れなくなります。

割りばしとブラシの使用
・割りばしでバリウムをほぐすようにして流します。細かい部分は残るでしょうが、できるだけ流しましょう。
・バリウムには固い粘着力があり、細かく残った部分はブラシで地道に擦って落とす必要があります。
・金属タワシの方がブラシより汚れを取り除きやすいのですが、陶器製の本体を傷つけ、傷によってできた溝に汚れが溜まりやすくなるので、使用はNGです。トイレ専用の柔らかいブラシを使ってください。

ぬるま湯で流す
・40~50℃のお湯をバケツややかんに準備し、状況に応じて何回も準備する必要があります。
・バリウムの白い塊に向かってお湯を流し、溶かして対処します。塊の程度に応じて数回流し、汚れが残っている場合はブラシで擦り落としてください。
・沸騰したお湯では、陶器本体が割れる恐れがあるので、絶対使用しないでください。

酸性の洗浄剤使用
・トイレ洗浄剤には主に、塩素系漂白剤、酸性洗剤、中性洗剤の3種類があります。ここでは、酸性洗剤を使います。
・一度に大量にかけても、便器の中に流れてしまうだけなので、バリウムの白い塊に向けて、少量ずつかけていきます。
・既に挙げた、割りばしやぬるま湯を使った方法を行った後に、酸性洗剤を使うのが最良の方法でしょう。

自然放置
・バリウムといえども、トイレの水で全く流れないことはないので、10日から14日間を目安として、トイレ使用の度に水を流すことで自然に解消することもあります。

奥でつまっている場合

ぬるま湯で流す
・目では分からないところでバリウムがつまっている場合は、割りばしやブラシが使えません。そこで、40~50℃のお湯をバケツややかんで準備し、状況に応じて何回も準備する必要があります。
・トイレの排水口に流し込み、何度も試すことで徐々に流れていくようになります。
・50℃以上のお湯では、陶器本体が割れる恐れがあるので、絶対使用しないでください。

自然放置
・奥でつまってしまうと、なかなか流れませんが、トイレを使用する度に水を流すことで自然に解消されます。多少日数はかかりますが、気にしないのも一つの対処方法ともいえます。

バリウムつまりの予防対策

ペーパーを敷いてからバリウムを流す

バリウムトラブルを防ぐ方法で簡単なのは、トイレットペーパーを便器内に敷いて、その上にバリウムを流すようにします。これにより便器への直接の付着を防ぐことができるので、うまくすれば一回で流すことができます。

水を多めに飲む

バリウム摂取後に医師から、“水を多めに飲むよう”に指導されます。付着することを完全に防げるものではありませんが、水を飲まない場合と比べれば流しやすくなります。

緊急トイレグッズの利用

トイレグッズの中には緊急時や野外で使うトイレセットがあります。中でも通常の便器に汚物袋を被せる非常用トイレがおススメです。バリウムをトイレに流すのではなく、袋に捨てるわけですからトイレへの付着を完全に防ぐことができます。
いかがでしたか、今回の「バリウムによる付着やつまり」などは特別なケースですが、一般的に起こる「トイレのつまり」において、対応が難しいと判断されたら、水回りのトラブル修理のプロである「水道レスキューセンター」(℡0120-777-035)まで、ご連絡ください。早速、お伺いします。