この記事で説明しているポイントは?
蛇口からポタポタと水漏れしていると、業者を呼ぶよりは先ず、自分でどうにかならないかと思いますよね。そこで、ここでは水漏れ修理などやったことのない初心者のあなたにもできるように、分かりやすく解説していきます。第1回目は1番ポピュラーな水道の蛇口の水漏れ修理から紹介しましょう。
水漏れについて
水漏れによる水道代
1秒間に1滴がポタポタと水漏れしていると、ひと月で約200円の水道代が掛かるとされます。200円を少額と考えるかは人によるかもしれませんが、長く放置することでその分費用も掛かってくるので、早めの修理が求められるのです。
水漏れ修理代金の目安
自分で修理する場合
・交換する部品(ケレップやカートリッジなど)の代金、数千円がかかります。
水道業者に依頼する場合
・業者によって修理代金は異なるので、電話・LINE・HPで相談・確認するか、現地での無料見積もりがおススメです。
蛇口のポタポタ水漏れ
蛇口にはハンドル(バルブ)タイプとシングルレバータイプに大別されます。
蛇口別の2つの種類
ハンドル(バルブ)タイプ
内部にパッキンの一種であるケレップが劣化して、ポタポタと水漏れを起こすので、ケレップ交換によって修理できます。
シングルレバータイプ
キッチンや洗面所で使われる蛇口で、内部にあるカートリッジの劣化により不具合を起こすので、カートリッジを取り換えることで修理ができます。
水漏れ修理
止水栓の閉栓
水道の元栓は戸建てと集合住宅では異なります。戸建ての場合は、地面や床にある鋼製の蓋を開けて、水道メーターの傍にあるハンドルを、又、集合住宅の場合は各機器の配管に付属する止水栓を探して、閉めることで給水をストップしてポタポタを止めることができます。
ハンドル(バルブ)タイプの修理
ハンドル(バルブ)タイプの蛇口は洗濯機や屋外で使われることが多くなっています。
1-交換用ケレップの準備
・交換用ケレップは蛇口によってサイズや型式が異なるので、一度分解して確認する必要があります。
・ホームセンターなどで、適合するケレップを購入してください。
2-ハンドル上部の取り外し
・ハンドルの上部にあるネジやキャップをマイナスドライバーなどで取り外します。
・取り外した部品は後で元に戻すので、なくさないよう広口の容器などに入れておきましょう。
3-スピンドルの取り外し
・スパナレンチなどの工具を使って、上部の固定ナットを緩めて取り外し、上部パッキン、スピンドルの順で取り外します。
4-ケレップの交換
・スピンドルを取り除くと、ケレップの上部が見えているので、上から引き抜いて、新しいケレップと交換してください。後は、逆の手順で元通りにしてください。
5-修理完了
・止水栓をゆっくり開けて、水漏れしていないか確認してください。
シングルレバータイプの修理
ハンドルタイプよりも特殊な工具が必要で、修理手順も長く慎重な作業が必要です。
1-交換用カートリッジの準備
カートリッジは製品やメーカーによって機種が異なるので、カタログやネットで調べて間違ったものを購入しないように注意してください。
2-シングルレバーの取り外し
・六角レンチやドライバーを使って、レバーの根元にある固定ネジを緩めるか、または取り外します。尚、ネジはとても小さいので、慎重に取り扱ってください。シングルレバー本体を取り外します。
3-外カバーの取り外し
・外カバーを回すとカチッと音がして取り外すことができます。
4-カートリッジの交換
・六角レンチやドライバーを使って、カートリッジを固定しているネジを緩めるか、取り除いて新しいカートリッジに交換してください。後は、逆の手順で組み立ててください。
5-修理完了
・止水栓をゆっくり開けて、水漏れしていないかを確認してください。
いかがでしたか、ライフラインにおいて、電気、ガスの素人修理はハードルが高いですが、それに比べれば水のトラブルは初心者でも対応が可能です。スマホやパソコンで情報を得て、先ずは自分で対応できるかを検討してみてください。その上で、対応が難しいと判断されたら、水回りのトラブル修理のプロである「水道レスキューセンター」(℡0120-777-035)に、ご相談ください。